FEARLESS

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「あの裏垢の子」も今、いちかちゃんが着てるそれと同じうちの学校の制服着てたんだよね。 笠木いちか

#学校露出#校内テロ ふと見たSNSで僕は気になる裏アカを見つけた。その子は、学校内でパンチラしている写真をアップしていた。中には学校で撮るには勇気のいる露出度の高い写真もあった。確かにすごいが、裏アカではよくあることだ。そう、僕が気になったのはそこではない。そう、僕が気になったのは下着を見せている女の子の制服が僕の通ってる学校の制服だったからだ…。
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娘に喰わせてもらってます。 早見なな

タカる母親と孝行娘。「それじゃ、娘のことよろしくね」 お金をバッグにしまうとママは笑顔で手を振りホテルを後にした。部屋に残されたのは私と、私を買ったオジサン。「久しぶりに会った同級生に実の娘を売るなんて君のママ、すごい神経してるよね」 笑い声とガサガサした手がスカートの中に潜り込んでくる。ママの彼氏にレ●プされたのは中●生のとき。そのことをママに告白したら、ママは私を抱きしめて謝るどころか「私の男を盗るな」と怒鳴り散らし、「そんなに男を誘惑したいなら紹介してやる」と私に売春行為を強要するようになった。嫌だと抵抗すれば何度も打たれ、その様子を笑いながら見ていたママの彼氏は金を持っていなくなり、ママはそれを私のせいにした。大好きだったママ、母であることより女であることを選んだママ。太い指先が下着の傍から差し込まれ、私が小さく呻くと、オジサンは目を細めた。私は絶対壊れない。だって私が壊れたら次は妹の番だから……。家族のために心を殺し、時間が過ぎるのをただ耐える少女が男の執拗な責めに屈したとき、喘ぎと嗚咽が溢れ出た。クズ過ぎる大人たちに利用される哀れな少女のおはなし。
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娘に喰わせてもらってます。 佐久良咲希

孝行娘と扶養家族。「キミ旅行連れてってもらえないんだ? かわいそう」 オジサンは笑いながら私の下着に手を滑り込ませた。いまから二日間、私はこの人のオモチャになる――。「また養育費振り込まれてねぇぞ」 義父が怒鳴って母を叩けば、母は別れた父に電話をかけて、泣いて喚いて金の催促。毎月の我が家の恒例行事。でも父と連絡がとうとう取れなくなって、預金の残高がゼロになると、義父の怒りは母から私に向けられた。「代わりにオマエが金をつくれ」 家族のためにとウリを強要されるようになり、私が嫌がれば殴りつけ、躾だと犯●れた。義父が暇なとき、苛立ってるとき、何度も何度も犯●れて、一度母に目撃されたときは、「誘ったのはサキ」と悪びれなく主張して、弱い母はそれを受け入れた。やがて義父と母の間に弟が産まれると、母は全く私を見なくなる。食卓は別になり、会話もなく、私は家族にお金を運んでくる何かになった。「あの子にまたウリさせて軍資金増やそうよ、せっかくの家族旅行なんだしさ」 リビングから漏れ聞こえてくる楽し気な母の声。どうして私は家族になれないんだろう、ぜんぶ私が悪かったのかな。ギュっと目を閉じて何も考えないようにしたけれど、明日はすぐにやってくる――。家族のために心を殺し、ただ耐える少女が男の責めに屈したとき、喘ぎと嗚咽が溢れ出た。哀れな少女の物語。
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娘に喰わせてもらってます。 朝比ゆの

「じゃあそろそろ脱いでくれる?」ニヤケ顔のオジサンがカメラを構えてスカートの中を凝視する。今すぐ逃げたい気持ちを抑えて私は下着に手をかけた――。暴力沙汰で会社をクビになった父が「良い仕事見つけた」と私の顔写真を使ってSNSで下着を売り始めたのは半年ほど前。【オシッコ漏らしちゃった】【エッチなお汁ついてます】そんなコメントを添えたパンツ写真を投稿すると、即座にDMが送られて次々に購入されていく。「世の中バカばっかだな」父は笑いながら新しい下着にスポイトの液体を沁み込ませ、その背中を見ながらホントだなと私も思った。勝手に写真を使われるのはイヤだったけど、稼げるウチは機嫌が良いし、殴られるよりはマシだった。でも仕事の雑さが原因で売り上げがドンドン落ちてくると、父は過激さが足りないと手渡し売りを勝手に決めた。「客の前で脱ぐだけだから」事もなげに言う父。断ればどうなるかわかっている。パンツ渡したらすぐ帰ろう、そう思い目を伏せて脱ぎ捨てた。「今日はね、パンツだけじゃなくて中身も欲しいってお願いしたんだ」下着の匂いを嗅いだオジサンが私の肩を抱いて笑う。話が違うと嫌がる私に「ヤルまで帰るな」と出て行く父。その冷たい背中を見ながら「私が一番バカだった」と震える腕に爪を食い込ませた。家族のためと弄ばれた哀れな少女の物語。